先祖代々の水子の霊

50年以上の水子の障り

今日のお客様は長年水子の霊で悩みを抱えていたご夫婦です。(このブログは相談者のご了解を得てご紹介しております。)

このご夫婦は今までも何回か相談に訪れており、ご家庭の悩みを相談されておりました。特に奥さまにいろいろな霊障があらわれ、思考が邪魔されて自分の考えがなかなかまとまらず、家事や近所つきあい、子供さんのお世話や学校の行事などすべての行動に支障を来しておられるようでした。

具体的な症状

買い物に行っても、自分の買いたい物が定まらず果物を買おうとしても、頭の中で別な物を買いなさいと言うような指示がどこからともなく出てきて、行動が止まってしまうとのことでした。

家の片付けも邪魔されてなかなか進まず、家族にも何度も指摘されても作業が進まず、ますます部屋の中がゴミ屋敷の様になってしまい、家族のみんなに迷惑を掛けていました。

食事の用意も時間がかかり、専業主婦でありながら夜の8時半過ぎににやっと何とか出せる状態でした。その内容もあまり整った料理ではなく、毎回本当に粗末な内容でした。そのため、娘たちもだんだん食事を食べなくなり奥さまの実家にわざわざ寄って食事をしてくる事も多くあったようです。

幼稚園の送迎や行事、小学校の授業参観や学校行事などすべてご主人が行っていたようです。

 

原因は「水子の障り」

お話しをうかがいながら、奥さまを霊視してみますと、奥さまには沢山の水子たちの霊が取り囲み、更に娘さんにもその災いが及んでいるようでした。娘さんも精神が乱され表情も暗くなり、いじめを受けたり不登校になったりしてとうとう中学校は3年間、不登校の生徒が通う適応指導センターに通うようになったようです。

奥さまにとりついている水子の霊たちは、奥さま自身の水子ではなく奥さまのお父さん、そして更にさかのぼったご先祖様の水子たちのようでした。

お話しをお伺いしますと、お父様、お爺さまは女性を相手のお仕事をしており、仕事柄女性関係が多かったようです。その女性たちとの間に出来た水子たち、及びその相手の女性たちの怨念が災いとなり、お父様そして奥さま、更に娘さんたちまで強い影響を与えていたようです。

 

解決するために大供養

今日は今まで闇の中で苦しみ悲しんでいた多くの水子たちの霊、また授かった命を悩み苦しんだあげく自殺した母子の霊を慰め神さまの元へお送りする、大供養を執り行いました。

水子たちが喜ぶようなお菓子や,粉ミルク、肌着等を沢山お供えし、また、お膳もご用意してご祈祷を行いました。

儀式の最中奥さまのお話によりますと、顔がひとりでにくしゃくしゃとなり、自分ではない沢山の涙が出てきて心の中で「ごめんなさい。」「ごめんなさい。」という女性の声が聞こえてきたそうです。

また、そばで霊視していた巫女によりますと赤子を抱いた女子がみえていたそうです。また、子供を残したまま亡くなられた女性の霊も出てきたようです。

儀式の最中、何度か低頭する時があったのですが、最後の低頭の時に奥様の頭がどんどん押しつけられて下に下がり、膝の間に割り込むほどに頭を上から押しつけられたそうです。

低頭が終わっても奥様だけが頭を上げられず、奥様が「頭が上げられないんです。」と訴えて来ましたので、巫女が奥様の体を抱くように静かに体を起こして差し上げました。

水子たちや関係した女性の霊たちの苦しい悲しい思いがそうさせたのでしょう。

儀式が終わり、大巫女に様子を伺いますと、奥様の腰のあたりから沢山の水子たちの霊がすうーと離れ神さまの方に移っていくのが見えたそうです。

奥様の表情が明るくなり体も軽くなったとのことでした。頭の中もなんとなくスッキリしてきて物事の判断が出来るような気がしてきたとのことでした。

1回だけの供養ではしっかりと安定するまでは行かないようですので、これからも機会を作り神さまの前で手を合わせることにより、今まで災いを起こしていた様々な霊も鎮まって行くことと思います。