●五重の災厄に苦しむ

四年ほど前にご相談にこられた方から電話がはいりました。
『当時、息子の「人生バイオリズム」も見てもらいましたが、その時はあまり関心はありませんでした。最近、息子が仕事の低迷と体の不調を訴えてくるので、しまっておいた「人生バイオリズム」を取り出して見てみたところ、何とその時に分析していただいた通りのことが今息子に起こっているのです』というこ とでした。 
詳しく聞いてみると、息子さんは、三か月前から250㎞ほど離れたA市で水道管埋設工事を行っているそうです。工事が進むに従い背骨や腰が痛くなってきたので、病院で診てもらいましたが、原因はわからず、痛みも一向に引かないというのです。
そのうちに具合も悪くなり、仕事も休みがちで、痛みをこらえて家で寝ている日が多くなったということです。何とかならないものでしょうか?ということでした。
当時のデーターを開いて見ると、やはり彼の宿命曲線は大きく落ち込み、運気がダウンしていることを示していました。
そこで、いろいろな面から分析して見ますと、彼の不調は病気ではなく、他に原因があるのではないかと思うようになりました。
まず、 彼が工事を行っているA市は、彼の町から北方位に当たりますが、これは今年の吉凶方位から見て、「五黄殺」を犯しているということになります。
また、彼は毎日家に帰って来るということですから、南への「暗剣殺」という方位犯しも、同時に行っていたということです。
しかも、四禄木星の生まれである彼にとっての北は「本命的殺」で、南は「本命殺」という方位にあたり、毎日、四大方殺方位を、彼は犯し続けてきたということになるわけです。
また、彼の五年前の男の「前厄・大厄年・後厄」に当たる年にも、彼は何のお祓いもその身に受けることなく過ごしてきた、と言うのです。
つまり、彼はこの五つの大きな方災また厄年を背負ったことには気づかずに今日に至ったことから、 一気に清算されるがごとく、ウミが出て、体に変調をきたしたものと考えらるのです。さっそく、このことを彼に伝え、神前において方災消滅・厄年の祓い・闘病平癒の祈祷を執行しました。そして、まじないの「人形代」をお送りしました。
不思議なもので、日々皮をはぐように体調は元に戻り、彼ははるばる車で彼女と一緒に四時間を掛けまるで新婚旅行気分で、神さまに御礼においでになられました。