夏越の大祓で邪気払い
日本人は古来、知らぬ間に犯してしまった過ちが溜まったり、気が枯れてしまうと病気や災いを呼ぶ悪鬼や悪霊(=邪気)が憑くと恐れられていました。
そのため、半年に一度の6月30日と12月31日に大祓という神事を行うことで、半年間に溜まった罪穢れや厄を祓って気を戻し、次の半年間を無事に生活出来るように祈願します。
特に7月に入りますと暑さも増して心身が疲れてしまうため、気力が衰えるなどして病気や災いを呼ぶ悪鬼や悪霊(=邪気)が憑かないように大祓を行います。
《人形代》
人の形をした形代(かたしろ)です。人形に自分の名前を書き、それで体を撫でて人形に罪や穢れを移し、身代わりとして神社に納めます。人形を川に流したり、藁火を焚いたりして神事で清め厄を落とします。