このお話は数年前にご相談にお出でいただいた方の実際のお話です。
市内のあるコンビニに努めているこの女性に、霊がセクハラをして気持ちが悪いとのことでした。具体的には体のあちこちを頻繁に触っていくとのことです。また、ラップ音などもよく聞こえたり、変な音が時々するとのことでした。この女性は霊感が強く、よく霊のいたずらが判ってしまうようでした。お仕事の場所が比較的近いものでしたので、現地にお伺いしてみました。
霊視してみますと、セクハラをしている霊はもともとそこの土地に住んでいる方であることがわかりました。自分の土地の上に他人が建物を建て、商売をしていることが気に入らないようでした。その土地は事情があり、本人は未練がありながらもやむを得ず手放した土地のようです。
祭壇を飾り霊を慰めるための祈祷を始めますと、突然明かりがパッと消えて室内が真っ暗になってしまいました。霊が、祈祷を嫌って明かりを消してしまったのです。しかし、なぜか神主は祝詞(のりと)をはっきりと読むことができ、朗々と祈祷を続けました。しばらくすると明かりが元に戻り、霊も納得したのか静かになり神さまのもとへ旅立つことができたようです。