きょうは2年前に一度、ご自宅の新築のご相談にいらした方の地鎮祭です。
2年前にいらしたときは、いろいろ調べましたところ、新しい家を建てる年回りではないことが判りましたので、その旨をお伝えし、計画は少し様子を見ていただくことにいたしました。
その後、2年経過しいよいよ準備が整ったとのことで、地鎮祭のご依頼がありました。
ご希望の日は、大安吉日で地鎮祭にはとても良い日でしたが、あいにくこちらも予定が入っておりましたのでお断りせざるを得ませんでした。
その後、工事関係者などと打ち合わせをして、別の日のご提案があったのですが、その日は予定が空いておりましたので、大丈夫です。とご返事を致しました。
ところが、後程、暦をよく調べてみますとなんとその日は赤口(しゃっこう)の日になっておりました。赤口とは仏滅よりも縁起が悪いと言われ、お祝い事は避けるのが陰陽道に基づく昔からの言い伝えです。しかし赤口の日でも午の刻(午前11時ごろから午後1時ごろまで)は吉の時間帯でとても良い時間でした。後程お時間を確認しますとなんと開始時間が11時ですとのことでした。
これも不思議なことで、本人たちは全くご存じなかったと思いますが、神様がちゃんと縁起の良い時間帯をおはかりくださったとしか思えない出来事でした。
地鎮祭は予定通り11時に始まり午後の1時ごろに無事終了となりました。
赤口(しゃっこう/しゃっく)とは
陰陽道に基づく凶日のこと。太歳神の王都の東門の番神「赤口神」のもとに八鬼の鬼神がいて、人や生き物を悩ませる日があることに由来しています。「赤」は火や血を連想させ、災いや凶の意味合いを持ちます。「火の元や刃物に注意すべき日」と言われており、凶や死のイメージが付きまとうため、縁起の悪い日とされております。
この日は午の刻(午前11時ごろから午後1時頃まで)のみ吉で、それ以外は1日大凶となります。入籍しようとした日が赤口だった場合には、吉の時間帯である午前11時ごろから午後1時までの間に婚姻届を提出するのが良いと思われます。